カールとニコがやってきたのはベルーガビーチ。そこには年老いたウミガメが歩いています。
今回は、持ち主をたずねるときに使う「Whose」について学んでいきます。
NHKラジオ「中学生の基礎英語 レベル1」ってどんな番組?
ストーリーを楽しみながら、中学校で学ぶ文法や英語表現をしっかり身につけることをテーマにしたラジオ番組です。
あらすじ
ある日のこと。公園のベンチで日記を書いていたニコは、だれかに話しかけられました。
声の主はなんとネズミ! ネズミは「ぼくはカール」と名乗ります。
英語で会話を続けるふたりでしたが、カールは話をさえぎって「行かなきゃ!」と走っていきます。
追ううちに、自分の見知らぬ森のなかに立っていることに気づいたニコ。
実は、その森は英語を話す不思議な世界「ファーウッド・フォレスト」だったのです。
テキストの価格(1ヶ月分) | 定価 660円(本体600円) |
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出演者 | 講師:本多 敏幸 NICO役:森迫 永依 パートナー:Chris Nelson(クリス・ネルソン) パートナー:Diana Garnet(ダイアナ・ガーネット) |
放送スケジュール
チャンネル | 放送日 | 放送時間 |
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ラジオ第2(本放送) | 月〜金 | 午前6:15〜6:30 |
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Lesson62 貝がら
英文
Carl: Look! Someone dropped a clam.
Nico: So? It's a beach.
Carl: Attention, everyone! Whose clam is this?
Sea turtle: Oh! That's mine. Thank you, young man.
Nico: I don't understand. It's just a clam.
Sea turtle: Just a clam? You're a strange child.
Carl: Nico, clams are money in Beluga Beach.
Nico: I see!
Carl: Come on. Let's explore the beach.
Nico: Okay.
日本語訳
カール:見て! だれかが貝がらを落としたよ。
ニコ:それで? ここはビーチだよ。
カール:みなさん、聞いてください! これはだれの貝がらですか?
ウミガメ:おお! それはわたしのだよ。ありがとう、お若い方。
ニコ:意味がわからない。ただの貝がらなのに。
ウミガメ:ただの貝がら? あんたは変わった子だね。
カール:ニコ、ベルーガビーチでは貝がらがお金なんだ。
ニコ:なるほど!
カール:さあ、ビーチを探検しよう。
ニコ:うん。
カールが見つけた貝がらは、なんと年老いたウミガメの落とし物でした。そしてこのビーチでは、貝がらがお金として使われているようです!
Tell Me More!
たくさんの人に注目してほしいときに使えるフレーズが解説されていましたね。
- みなさん、注目!
- Attention, everyone!
教室で先生が話すときなど、少しフォーマルな場面で使われ、もう少しくだけた言い方では、次のような表現もあります。
- よく聞いて!
- Listen up!
「up」には、「しっかり、ちゃんと」というニュアンスが含まれています。
Text Plus
「someone」は「だれか」という意味で、話している相手が具体的な人物を知らなかったり、特定しなかったりする場合に使います。単数として扱われるので、主語になる場合は動詞は3人称単数の形になりますよ。
- だれかがいつもわたしを助けてくれます。
- Someone always helps me.
Today's Key Sentence
- これはだれの貝がらですか?
- Whose clam is this?
「Whose ~?」で「だれの~ですか?」と、ものの持ち主をたずねることができます。「Whose」のあとに名詞を置いて使い、そのあとはふつうの疑問文の形が続きます。
例文1
- あなたはだれの野球のグラブを使ったのですか?
- Whose baseball glove did you use?
例文2
- これはだれのものですか?
- Whose is this?
例文3
- あれはだれの声ですか?
- Whose voice is that?
例文4
- あなたはだれのジャケットを着たのですか?
- Whose jacket did you wear?
Say It!
「Say It!」では、持ち主をたずねる会話練習をしました。
例文1
Chris: Whose camera is that?
You: It's my father's. He likes taking photos.
You: Whose tennis racket is that?
Diana: It's my mother's. She's a good player.
クラスメートの家で、カメラやテニスラケットが誰のものかたずねる練習でした。「あれはだれのテニスラケットですか? (Whose tennis racket is that?)」とたずねられましたか?
例文2
You: Whose handkerchief is this?
Diana: Oh, it's my sister's. Thank you.
玄関に落ちていたハンカチについて、「これはだれのハンカチですか?」とたずねる練習でした。
今日のまとめ
今回は、持ち主をたずねる「Whose」について学びました。今日のキーフレーズをもう一度確認しましょう。
- これはだれの貝がらですか?
- Whose clam is this?
ベルーガビーチでは貝がらがお金だなんて、驚きですね!See you next time!
公式テキスト
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